○最近の茨城新聞は、大丈夫だろうか?
今日の1面の記事には、
【1区では前衆議院議員の福島伸享氏が「政党間の争いを乗り越え、無所属の立場で野党共闘を実現する」と出馬に意欲を見せている】
と書いている。さも私が言ったように「」付きになっているが、こんなこと話していない。仮に私の発言なら、正確に書いてほしい。
私の立場は茨城新聞の言葉を借りるなら、「政党間の争いを乗り越え、野党共闘を実現するため、現在は無所属でいる」というもので、無所属で出馬するかどうかなど現時点で全く決めていない。微妙な書き方の違いだが、この書き方では無所属で出馬する意向のように読まれるだろう。
政治家の言葉は、一つ一つ意味を持って練りながら出されるものだ。一文字の違いで、まったく別の意味を持つことになってしまうこともある。その一言が、政治生命を失うきっかけになることもあるのだ。だからこそ、一般紙の政治記者は、政治家の言葉を引用する時には、必ず文字にして確認してくる。ところが、茨城新聞からは、ちゃんとした取材も引用する言葉の確認もなかった。
今日の茨城新聞の別の面には、水戸市議会の議長選挙の採決票数の誤りの訂正記事が小さく出ていた。政治家にとって議場での採決は命の次に大事ともいえる行動であり、これを新聞が間違えることもあり得ない。
このような致命的なミスをする記者には、政治記事を書く資格はない。訂正を求めるとともに、関係者への厳正な処分を求めてまいりたい。