福島のぶゆきアーカイブ

衆議院議員 福島のぶゆきの活動記録です

予算委委員会第6分科会(農水省・環境省関係)、第7分科会(経産省関係)のダブルヘッダー

〇予算委委員会第6分科会(農水省・環境省関係)、第7分科会(経産省関係)のダブルヘッダーでの質疑に臨みました。

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 午前中は萩生田経産大臣に対して、昨年末我が国初の大型洋上風力発電事業の入札において3ケ所とも三菱商事系のグループが落札するという衝撃的な結果になったことに対して、洋上風力発電事業の健全な発展の観点から、選考過程や基準を見直すべきことを訴えました。大臣からはかなり踏み込んだ前向きの答弁をいただきました。また、温室効果ガス46%削減目標を実施するために、原子力の比率を2019年度の6%から20~22%に引き上げようとしてることについて、そもそも現在の原子力政策が国民の信用を得るに足るものでなく、本気でやるつもりなら抜本的な政策転換を行うべきことを訴えましたが、官僚的な答弁に終始しました。安倍政権・菅政権に続いて岸田政権も、不作為による脱原発を進めていますので、脱原発派にとっては一安心ですね。

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 午後には金子農水大臣に対して、大規模専業農家の担い手が高齢化して、半分は後継者がおらず、このままいけば大規模農家からつぶれていき、日本の水田農業の危機、さらには農村の危機、日本の国体の危機であると訴えました。大臣は官僚答弁を読み上げるだけの人であることはわかっていたので大して期待はしていませんでしたが、後ろに控える官僚たちの何かを動かすことができたら、という思いで議論をしました。また、8年前に農山漁村に再生可能エネルギーの導入を図るための法律を施行したにもかかわらず、実績が上がっていないことについても質しましたが、農水省の現状分析はまったく素っ頓狂なもので、こちらも私なりの政策転換の具体的な提言を行いましたが、馬の耳に念仏でしょう。

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 落選したからこそ、大臣と直接議論ができる機会が得られることの貴重さを身をもって感じています。だからこそ、徹夜に近い状況で資料を読み込んで準備をし、一つ一つの質問に地元の皆さんの思いを受け止めながら魂を込めているつもりです。でも、答弁を聞く限り、目の前に危機が見えているにもかかわらず大臣も官僚もボーとしているだけです。こんな国でいいのか。与党として権力を持てていないことがもどかしいです。

 質疑の模様については、後ほどYoutubeにアップいたしますので、ぜひご覧ください。