福島のぶゆきアーカイブ

衆議院議員 福島のぶゆきの活動記録です

映画「峠  最後のサムライ」試写会

〇水戸一高の先輩でもある小泉堯史監督の映画『峠  最後のサムライ』の試写会にご招待いただいた。

 見終わってみて、近年の日本映画の傑作の一つであると思う。これを書いている今でも、余韻に浸っている。原作は司馬遼太郎で、水戸人にとっては好ましからざる作家であるが、映画の冒頭に慶喜公が出てきて、大政奉還の「大義」が語られる。この私のFacebookの冒頭にある「尊攘」の書も写し出される。水戸の思想と河井継之助の連続性が印象付けられる。

 多くを書くと、せっかくの作品の良さを台無しにするので、多言を要しないようにするが、河井継之助を主人公として一貫して流れるものは、肉体や目に見えるもの以上に大切なものを守り通す生きざまだ。それは一言でいうと、水戸一高の校訓の「至誠一貫」。監督も、おそらくは人生最晩年の作品として、相当水戸を意識して撮られている。なお、長岡藩の官軍との戦いでは、水戸の諸生派も参戦している。ぜひ、6月17日からの全国公開で、多くの人にご覧になっていただきたい。

 それに比べて、今の日本の政治は、政党のような形あるものにこだわるばかりで、なんとも小さなものか。毎晩毎晩、情けなくなってくる。大きな時代の変わり目。私も命を賭して、肉体以上に大切なものを守るために、政治に取り組みたい。

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