〇後輩たちの活躍がうれしいので、シェア。
バブル末期に入部した私たちの代は人数も多く、恵まれた練習環境も用意していただき、最強の代と期待されていた。春インカレでは総合入賞、東京６大学戦でも優勝。学生最後の秋インカレでは、全日本インカレで優勝を争う力があると言われていた。
しかし、学生スポーツは、技術力以上の精神的なものが左右する。３艇の合計点数で競う団体戦の学生ヨット競技では、特にそうだ。風などの環境が大きく影響するヨット競技にあって、秋の関東インカレでは異例の風が吹き、それに対応できなかった私たちは想定外の予選敗退。学生生活のすべてを賭けた４年間の厳しい鍛錬は何だったのかと涙にくれ、横須賀の米軍向けの床屋で髪を坊主にした。個人戦の全日本インカレでは、私が準優勝、同僚が４位だったから、実力通りの力が出せれば優勝を争えたはずだったのが悔やまれる。
この時の勝負の経験が、後に選挙という人生の大きな勝負に出る根っこにある。現役の皆さんには、全日本インカレに全力でチャレンジしていただき、その後の人生でも挑戦を続けて欲しい。
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