福島のぶゆきアーカイブ

衆議院議員 福島のぶゆきの活動記録です

東大五月祭のシンポジウム「科学とは」に登壇しました

〇政策立案を学ぶインカレ学生団体GEILが主催する、東大五月祭のシンポジウム「科学とは」に登壇してまいりました。他のパネリストは、アルツハイマー病の研究をする富田泰輔東京大学大学院薬学系研究科教授、東大発のゲノム診断ベンチャーの西村邦裕株式会社テンシー代表取締役。いずれも国際経験豊かな、第一線の科学者です。

 この企画を学生たちが私のところに持って来たとき、「日本がノーベル賞をいくつとるか」とか「科学技術予算のあり方は」などの表層的なテーマではなく、そもそも「科学」とは何なのか、日本は西欧文明の生んだ科学をちゃんと受容しているのか、という本質的な問題を議論したほうがいい、とアドバイスしました。

 会場にいらした合田圭介東京大学大学院理工系研究科化学専攻教授から、「アリストテレスに始まる科学と日本の科学は同じものか?」というまさに本質的な問いかけがなされ、白熱した議論が繰り広げられました。バックグラウンドが違っても、こうした学際的でアカデミズムを越えた知的な議論ができる「場」が重要であることを改めて実感いたしました。地元での政治活動と国会の往復ばかりをしていると知的な蓄積がどんどん擦り減っていきますが、こうした燃料補給は貴重な時間でした。

 会場の外では、ヨット部の後輩たちが焼マシュマロの出店を出していたので、覗いてきました。大学に5年間在籍したにもかかわらず私が五月祭に来るのは、実は人生で二度目です。この時期は、ヨットのハイシーズンのため来られなかったのです。それまでの1回は、入学入部直後の1年生の時。先輩から「女子マネージャーを勧誘して来い!」と言われて、ひたすら声を掛ける怪しい学生でした。あまり思い出したくない思い出です。

 若々しい学生たちが盛り上げる姿を見て、もう戻らない日々を思いました。