福島のぶゆきアーカイブ

衆議院議員 福島のぶゆきの活動記録です

小学生の皆さんは会期末の解散政局に揺れた国会をどのように眺めたでしょうか

〇昨日は、国会見学に来た下妻市立高道祖小学校の皆さんをお迎え。会期末の解散政局に揺れた国会をどのように眺めたでしょうか。

 さて、衆議院の本会議では立憲民主党提出の岸田内閣不信任案の採決。有志の会は、各党の賛成討論反対討論をじっくりと聞きました。今年の通常国会は岸田首相が吹かせた解散風に野党第一党が踊って、その結果すべての法案が会期内に成立しうるという円満な国会となってしまいました。泉代表は、岸田首相の解散風に踊ってしまった恨み節をつらつらと不信任案の提案理由で述べていましたが、みっともない。

 16日の午前中の参議院本会議でのLGBT理解増進法案や防衛財源確保法案の採決前に不信任案を提出するなら国会戦術として理解できなくもありませんが、昨日までは解散におびえ、岸田首相の会見を受けて解散がない安全を確認して、国会日程には何も影響しない時を見計らって提出しているようでは、物陰に隠れていじめっこに「お前の母ちゃんで出ベソ」と叫ぶようなものです。参議院の法案採決前に提出して、「解散してみろ!」と問うべきだったのではないでしょうか。

 私はこんな内閣不信任案には反対したい気持ちでしたが、会派内で話し合った結果、「日本の停滞の時間を延長しているだけの岸田内閣には信任に値しないため、あえて反対はしない。でも、腰の引けたみっともない不信任案はそもそも採決にすら値しない」ということで退席することといたしました。私は重要な議案の採決の態度と理由をこのように皆さんにオープンにしておりますので、皆さんのご評価を受けたいと思います。

 そもそも、今回の解散風。私は、国会の周辺に四半世紀以上生息しさまざまな解散風を見てきましたが、解散するときには国会に独特の臭いが流れ、解散権という強い権力を帯びる首相には特別なオーラが生まれます。そうしたものを感じなかったため、基本的には解散はないものと思っていました。国会の伏魔殿にいなければ、こうしたものは感じられません。「新聞は読むものではない。書くもの」で、記者が流す情報にはそれを流した者の意図が含まれるものです。政局は、頭で考えないで直観を信じることが重要なのでしょう。

 そうは言っても、首相に近い何人かは「岸田首相は本当に何を考えているかわからない」ということも言っていたので、万一に備えた準備はしていました。これからは、いよいよ常在戦場。どの総理が解散をするのか、どのような政党の枠組みができるのか五里霧中の中ですが、大政党の看板も、政党助成金もない無所属の吹けば呼ぶような存在ですので、この夏しっかりと地元活動を行ってまいります。皆さんのご支援をよろしくお願い申し上げます。