〇またまたいつもの写真でスミマセン。先ほど、東日本大震災復興特別委員会で、ALPS処理水放出に関する中国の輸入規制への対応について、議論を行ってきました。ちょうど私の質疑時間と同時間のサンフランシスコでは、日中首脳会談が行われ、この問題が議論されたと報道されています。
政府はいつも「あらゆる機会を通じて、科学的根拠に基づかない輸入規制の撤廃を求めていく」と答弁しておりますが、あの中国に何度言っても暖簾に腕押し、馬の耳に念仏です。そのような「やったふり」では、被害を受けている水産関係者は納得できません。私から、WTO、RCEP、CPTPP、日中漁業協定といったあらゆる国際的な枠組みを通じて、使えそうな具体的な条文を示しながら、硬軟双方を取り混ぜて交渉する「具体的な行動」をすべきことを提案しました。
今回の質疑は、あえて復興大臣に加えて、武村農水副大臣、深澤外務政務官に答弁を求めました。最近は副大臣、政務官の不祥事が相次いでいます。こうした職を誇らしげに名刺に入れている方もいらっしゃいますが、これらのポストは未熟な政治家の箔付けや研修のためにあるポストではありません。本来は、大臣を支え、政治家としての視点や判断能力から、官僚組織ではできない決断をするためにその職についているはずなのです。外務政務官は、官僚答弁そのものの答弁書を読んでいましたが、ぜひ国民の支持を受けて国会にいることを胸に刻みながら、国家国民のために自分の頭で考え、自分で判断し、自分でリスクを取り、自分で責任を取る姿勢を見せていただきたいと思います。
質疑の模様は、YouTubeにてご覧ください。
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「言うだけ番長」ではいけないのです。