福島のぶゆきアーカイブ

衆議院議員 福島のぶゆきの活動記録です

東日本大震災復興特別委員会で質疑に立ちました

〇東日本大震災復興特別委員会で質疑に立ちました。質疑の模様は、YouTube 福島のぶゆきチャンネルでご覧ください。

 まず、福島第一原発の処理水放出について。日頃厳しいことを言っている地元紙の茨城新聞を委員などに配布して、茨城県の実情を訴えました。昨年の臨時国会で政治家が前面に立つべきことを訴え、太田房江経済産業副大臣に茨城にいらしていただき、漁業関係者との対話の窓口が開かれたところでした。しかし、実際の予算配分になると、役人たちは細かい条件を下に却下したり、要求した予算を査定して削ったりしてきます。漁業関係者から見ると、一方的に処理水排出の迷惑をかけておいて上から目線で予算をカットされると、絶対に処理水排出を認めたくなくなってしまいます。

 また、政府が1月に今年の春か夏に処理水を排出することを発表してしまったため、海水浴シーズンに向けた団体旅行がキャンセルされるなどの事例も出始めています。水産関係に対するものと比べて観光に対する支援事業が乏しいので、その必要性も訴えました。

 ところが、答弁に立った公明党の里見隆治経済産業政務官は、官僚出身者だからか官僚の書いた長い答弁を読み上げるだけ。質疑の中で、そのような答弁にならないように聞いているのに、自分の頭で考え、政治家として判断して答弁することができないのです。役人ではできないことがあるから政治家が役所に入って仕事をすることになっているのに、これでは何のためにいるのか存在理由がありません。つい厳しい口調になってしまいました。このような茨城県を舐めた不誠実な対応である限り、処理水の排出は認めません!

 4月1日から業務が始まる福島国際研究教育機構(F-REI)も、これまで通常国会や臨時国会での審議で懸念していた悪い予感どおり、研究や教育の専門家でもない官僚たちの手によって「お役所仕事」そのものになってしまっています。このままでは「世界に冠たる研究機関」などにはならないでしょう。政務官の無意味な答弁が長すぎてこちらの議論を深めることはできませんでしたが、引き続きこの問題を議論してまいります。


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茨城新聞が記事にしてくれました。