〇昨日は新嘗祭。古来よりいわれのある祭日には、日の丸を掲げてお祝いいたしますが、町内では我が家だけです。例年、この日には茨城県護国神社で「水戸歩兵二連隊並びにペリリュー島守備部隊関係戦没者合同慰霊祭」が開催されます。私は、浪人中にペリリュー島に政府の遺骨収集団の一員として行き、水戸歩兵二連隊・ペリリュー島慰霊会の顧問も務めているため、毎年参列しております。
ここで何度も書いておりますが、先の大戦で茨城県出身の兵士たちを中心とする水戸歩兵二連隊は、現在のパラオ共和国ペリリュー島の地で当初4日で陥落すると言われていた島を2ヶ月以上にわたって守り抜き、生存できたのは約10,000人のうちわずか34名という壮絶な戦いを行いました。
当地には、今なお数千柱のご遺骨が残されています。戦後80年以上が経とうとする中で、一日も早くすべてのご遺骨を祖国にお戻しするために、国会に戻って以降この間も何度も政府とやりとりを行ってまいりました。予算を消化するだけの「お役所仕事」にならないように、魂を込めて取り組んでまいります。また、ご遺族の方々は高齢化が進んでおり、慰霊を続けていくためには若い世代に引き継いでいかなければなりません。私自身、その中心となって役割を果たしていく所存です。
とりわけ今年は、ガザ地区でのイスラエルの国際法違反の戦闘が先の大戦の米軍の攻撃と被り、改めて悲惨な戦争を一日も早く停止する思いが心の奥底から湧いてきました。