福島のぶゆきアーカイブ

衆議院議員 福島のぶゆきの活動記録です

補正予算案の審議が来週から始まります

〇今後の国会日程の一部が決まり、来週の月曜日の本会議において、財務大臣からの財政演説とそれに対する質疑が行われることとなりました。つまり、補正予算案の審議が来週から始まります。順調にいけば、25日の予算委員会で私は質疑に立ち、岸田首相と補正予算案について議論を行う予定です。NHKの国会中継もあるかと思います。着々と準備を進めておりますので、ぜひご期待ください。

 今日は、早朝に水戸を出発した水戸市遺族会の皆さんが靖国神社に参拝にいらっしゃいましたので、ご挨拶をいたしました。浪人中にパラオ共和国のペリリュー島で行った遺骨収集のこと、春秋の例大祭にはいつもお参りしていることなどをお話いたしました。

 議員会館には、毎年「学生のための政策立案コンテスト」をやっている学生団体GEILの皆さんがやってきました。来年度取り組むテーマは、「科学」とのこと。博士課程の学生の困窮や世界で通用する日本の論文が減っていることなどに問題意識があるようですが、私はそもそも「科学」って何かということから考えるべき、とお話をいたしました。

 明治に近代化を遂げる中で、日本が西洋のScienceをどのように受容し政策体系を作っていったのか、その根本に立ち返らなければ、今の日本の科学政策のどこに問題があり何をすべきかは導かれないと思うからです。そのためには、「科学」という言葉を作った西周や寺田寅彦を学ぶべきこと、西洋近代の歴史の中でどのようにScienceが形成されてきたのかを知るためにトーマス・クーンの『科学革命の構造』を読むべきこと、などをアドバイスいたしました。

 文部科学省が掲げる「政策論」のようなことを聞けると思っていた学生たちにとっては、目が白黒してしまうような話だったかもしれません。「まずは文部科学省を潰せ!」という過激な話から始まるのですから。受験勉強や大学の授業を聞いていても、絶対に出てこない話ばかりです。部屋の中には、重苦しい空気が流れていました。さて、来年の夏までに、学生たちがどのようなことを学び、どのような発表をするのかが、楽しみです。