福島のぶゆきアーカイブ

衆議院議員 福島のぶゆきの活動記録です

京都市長選に挑戦する松井孝治さんへ一言激励のメッセージを申し上げてきました

〇有志の会の北神圭朗後援会連合会が主催する、京都市長選に挑戦する松井孝治さんの決起集会で一言激励のメッセージを申し上げてきました。

 松井さんは、通産省の先輩。20世紀末の橋本行革の理論的支柱となり、私もその行革の末席で一緒にはたらかせていただき、大きな影響を受けました。私が2003年に霞ヶ関を脱藩して民主党から政治の世界に入ったのも、松井さんの後を追ってのことです。

 私からは、松井さんが心血を注いで執筆した、1997年12月にまとめられた行政改革会議最終報告の以下のフレーズを紹介いたしました。

【今回の行政改革は、「行政」の改革であると同時に、国民が、明治憲法体制下にあって統治の客体という立場に慣れ、戦後も行政に依存しがちであった「この国の在り方」自体の改革であり、それは取りも直さず、この国を形作っている「われわれ国民」自身の在り方にかかわるものである。われわれ日本の国民がもつ伝統的特性の良き面を想起し、日本国憲法によって立つ精神によって、それを洗練し、「この国のかたち」を再構築することこそ、今回の行政改革の目標である】

 今でも、珠玉の言葉だと思います。私たちは、ここに書いてある言葉を実践するために、行政改革の次は、国民と政治の関係を変える政治改革だという思いで、民主党で政権交代を目指し、挫折しました。でも、その志に間違いはなかったし、今でも追い続けなければならないことであると確信いたします。

 そうした意味で、10年間アカデミズムの世界にいた松井さんが、政治の世界に戻ってきたのは大変嬉しいことです。「自助」「共助」「公助」のうち、「共助」を分厚くするために「公助」がある、「すべての人に居場所と出番のある社会を作る」という松井さんの「新しい公共」の演説を壇上の端で聞いていて、この四半世紀の私たちの歩みを思い返して目頭が熱くなりました。

 京都市長選をめぐる既存政党のさまざまなドタバタがありますが、「党より人物」で松井さんが京都から日本の政治を変える力になることを期待します。そのために、京都市民の皆さんが、自らの意思によって選択をしていただきたいと思います。

 京都に向かう途中に見た富士山はこの上なく美しく、東山五条の大谷本廟にある江戸時代の先祖の墓に、今年にかける思いを報告いたしました。