福島のぶゆきアーカイブ

衆議院議員 福島のぶゆきの活動記録です

兄バカながら、弟のコラムを紹介

〇兄バカながら、今日も弟のコラムを紹介させてください。

【イスラエルの西エルサレムにある首相公邸前を東西に走る通りの名前は「ガザ通り」・・・という。パレスチナ自治区ガザの戦闘を指揮するベンヤミン・ネタニヤフ首相が名付けたわけではない。古い街道名がそのまま残っている】

で始まる。

 そのエルサレムの首相官邸前で反戦デモをしていた高校教師、メイル・バルヒンさんはSNSに反戦の書き込みをして逮捕され、失職した。

【バルヒンさんの授業はユニークだ。公民の授業では、「テロリスト」とされる人物の名前を黒板に書き、問いかけてきた。「この人たちに人権はあるだろうか」。生徒が「あるわけない」と答えると、「人権とは、行為や資質に関係なく無条件に与えられるものだ」と諭す。裁判では慕う生徒や保護者が証言に立った。】

 イスラエルは、本来先進民主国のはずだ。イスラエル社会に、このような多様な意見があり、自由な教育と言論もまだ残っていることが、世界にとっても希望だ。そして、こうしたところに目を付けるのが、弟のジャーナリストとしての真骨頂だと思う。

 先日、弟は4人のハマス幹部に会い、そのインタビュー記事を載せた。「テロリストの言い分を載せるのか」という批判もあったことだろう。米国の影響が強いとされる読売新聞の幹部には、さまざまな筋から圧力がかかっているかもしれない。

 世界中がどんどん権威主義に侵され、自由にものも言えず書けなくなっていっているなかで、日本のジャーナリズムには言論の自由を守り続けてほしい。自由や民主政治は、当たり前に存在するものではない。常に、それを制限しようとする勢力と戦い続けなければ守れず、当たり前だと思った途端に失われていくのだ。私たち、一人一人の問題でもある。