〇今日の読売新聞の１面は、パレスチナのハマスによるイスラエルへの攻撃告げる弟の記事。イスラエルのネタニヤフ首相は、"We are at war."と述べ、この先どのような展開が待っているのか、予断を許さない。イスラエルにいる弟の頭上では、ロケット弾を迎撃して撃ち落とす音が鳴り響いているという。
もちろんハマスによる今回の攻撃はテロ行為であり、許されざるものである。しかし、これまでのイスラエル建国から今日に至るまでの歴史的経緯や、最近のネタニヤフ政権によるパレスチナへの蛮行を振り返ると、そのやむに已まれぬ思いも理解できないわけではない。先週会ったばかりのパレスチナ人の中学生たちの顔が、瞼に浮かぶ。これまでパレスチナに独自の支援を行ってきた日本は、米国のバイデン大統領に追従するだけではない役割があるだろう。
レバノンのヒズボラもイスラエル北部で攻撃をするなど早速反応をしている。ロシアとウクライナの戦争、米国の力の退潮、国連の機能不全などを踏まえると、まさに今、日本も無関係ではいられない世界史的なことが起き始めているのだろう。
小さな子ども3人を連れてエルサレムに赴任した弟には無事でいてほしいが、こうした時こそ自分の目で見て、耳で聞いてきたことを日本の我々にもしっかりと伝えてほしい。そして、そうした情報を下に、この国の行く末の選択肢を考えるのが、私たち国会議員の役割だ。
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