明日からいよいよ事業仕分け第三弾が池袋のサンシャインシティで始まります。私も特別会計ワーキングチームAの「仕分け人」として、この1カ月の間膨大な時間をかけて役所や関係者からヒアリングを行い、現場も視察してまいりました。私は、マスコミ受けを狙った役人いじめのパフォーマンスを行うつもりはありません。わかりづらいと言われた特別会計の仕組みを、公開の場で明らかにして、今後の政治的な決断の材料となるような本質的な議論を展開していきたいと思います。明日は、さっそく前半戦の山場の労働保険特別会計。私も私設秘書分の雇用保険料を支払う立場ですが、本当に労働者の保護のために使われている予算ばかりなのかどうなのか、徹底的に議論してまいります。ご期待ください。
あわただしい特別会計仕分けの準備の合間にも、TPP(環太平洋経済連携協定)の激論は続いております。昨日もTBSのニュース23で取り上げていただきました(数日間はTBSのニュースサイトで視聴可能です)。何度も繰り返しますが、私は決して特定業界の代弁者としての族議員の役割を果たしているわけではありません。ただ、さまざまな関係者から話をきいているうちに、この議論の背景には、日本政府の外交上の失敗を、米国に利益を与えることを担保として米国の力を借りて取り返そうとしている、という戦後日本外交のみじめな姿の象徴のような事態が浮き上がってきたように思います。いずれにしても、こうした大きな構図を皆さんに明確に説明するだけの情報が、まったく政府からは示されていません。いや、政府も持っていないのかもしれません。この件についても、私は体を張って勉強してまいります。
忙しいけど、気を抜けない毎日。疲れているなどと言っている余裕はありません。