福島のぶゆきアーカイブ

衆議院議員 福島のぶゆきの活動記録です

3党会派による国対委員長会談

〇日本維新の会、国民民主党、有志の会の3党会派による国対委員長会談が開かれ、私が有志の会の国会担当として参加してまいりました。

 憲法審査会では、緊急事態における立法機能を維持するための憲法改正の必要性について、大部分の党会派が認めています。緊急事態条項については、イメージやイデオロギーで様々に語られますが、実際に条文ベースで議論しなければその論点や問題点は明らかになりません。憲法改正反対の党はもちろん、改憲したい自民党も、条文ベースの議論をなぜかしたがりません。今日は、3党会派の条文案を持ち寄って、最大公約数を求め条文案の共同提案に向けた議論を実務者で始めることを合意しました。

 私たち有志の会は、どんな事態になろうとギリギリまで国権の最高機関である立法府の立法機能や行政監視機能を維持する必要があると考えています。そうした観点から、立法府の本来の役割として、イメージや観念を語るのではなく、条文ベースの緻密な議論を行ってまります。私自身、1999年に原子力災害対策特別措置法を作った時に、緊急事態条項で内閣法制局と膨大な議論を重ねた経験がありますので、その知見も生かしてまいりたいと思います。今後の議論にご注目ください。

 あわせて国民民主党からの提案により、G20など重要な外交舞台に国会日程を理由に総理や大臣が参加できない事態が再び起きないよう、平成8年に全政党で結ばれた「大臣の国会開会中の国際会議出席についての申し合わせ」に類する合意をすべきことを与党野党第一党に申し入れることにも、合意いたしました。

 各政党それぞれの主張や立場がありますが、私たち有志の会は国会が国のために憲法で与えられた権能を十分に発揮できるよう、さまざまな党と連携しながら行動して参ります。