〇息子の中学校の始業がさらに2週間先延ばしになり、私の夜の日程もほとんどなくなってきて、今日は家で食事。
浪人中なのにちょっと無理して奮発して、常陸牛とローズポークのしゃぶしゃぶ。当然、どっちも感動的にウマい。野菜もほとんど地元産。日頃は敷居が高くて買えなかった常陸牛も、考えてみれば私一人の夜の会食代で家族分がたっぷり買えるので、歓送迎会などがなくなった皆さんもこの機会に家族サービスしてみてはいかが?
全農いばらきの関係者からお聞きすると、やっぱり和牛はかなり売り上げが落ち込んでいるとのこと。畜産は、繁殖農家が母牛に子牛を産ませて8~9ヶ月育て、その子牛を肥育農家が買って約20ヶ月育てて出荷されます。生き物ですから、需要があるときにすぐに生産するということができません。2年以上前に、今のようになることは農家は予想することはできないのです。
それに加えて、TPP協定の締結以降将来の需要減を見越して繁殖農家が減少したことなどを背景に、2016年頃から子牛の値段がそれまでの40万円前後から80万円まで高騰していて、繁殖農家は枝肉価格を下げられないのです。
畜産農家の皆さんが一生懸命育てたおいしい国産肉。お肉商品券はなくても、ぜひこんな時こそ奮発して「食べて応援」してみませんか?