福島のぶゆきアーカイブ

これまでにWebで公開したものの記録です

お盆明けの読売新聞と産経新聞

○「新聞は読むものではない。書くもの」

 お盆明けの読売新聞と産経新聞の1面トップは、9月解散がなくなる方向で、総選挙の前に自民党総裁選が行われる見込み、というもの。

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 読売の見出しは、さも首相の認識のように書かれているが、本文を読めば主語はなく、与党幹部の

「選挙を急ぐべきでない」

というコメントのみ。

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 産経新聞も、本文には何も書かれておらず、

「党青年局が党員・党友投票を行う『フルスペック』での実施を党執行部に要請した」

という記述のみ。

 これらからみるに、菅おろしを仕掛けて、総選挙の前に自民党総裁選をやらせたい自民党内勢力の意向を受けて書かれた記事と見出しであることは明か。菅総理は、できるなら総選挙の前に総裁選はやりたくないだろう。コロナ禍の下で党内の権力争いをしていたら、自民党は国民から見放されるだろうし、無投票で菅総裁が再選されても、同様だろう。とはいえ、自民党内の政局のゴングは鳴らされた。

 それにしても、これまでにない感染の拡大で緊急事態宣言の対象地域が拡大し、日本各地で豪雨による災害が発生し、アフガニスタンでは世界史の転換点ともなりうることが起こっているのに、1面トップに政治のお先棒を担いでこうした話題を持ってくるメディアに、未来はないだろう。