〇立憲民主党のホームページにある中村喜四郎先生のインタビュー記事。かつて自民党に政権与党としての矜持があった時代を知る政治家の、珠玉の言葉たちだ。
【選挙を戦う能力がなければ、政権を担当することはできない。政権担当能力という前に、選挙を自分で戦っているかだ。それができていれば、政権担当能力は自ずと簡単に身につく。選挙を自分で戦っていれば、取捨選択ができるようになる・・・他人任せにしているから「担当能力がない」と言われてしまう】
【選挙運動をやらないと、良い政治家になれない。選挙運動を有権者にこびへつらうもの、また生産性がないものというような受けとめ方をしている人もいるが、とんでもない間違いだ。有権者の心をつかめないで、国民の心をつかまえられるはずがない】
【選挙は党がやるのではない。自分が戦うものだ。党は最後の付け足しくらいの気持ちでやっていかないと。「立憲民主党の」「自由民主党の」ではないでしょう。自分がどういう人間かをアピールしなくてはいけない】
政治活動を始めて18年目。私は、これまでの負けたり勝ったりの甘い政治家人生から脱皮するためにも、清水の舞台を飛び降りる思いで無所属での挑戦を決意した。中村先生からは、だいぶ無謀とも思われる挑戦を引き留められたが、今は何ら迷うところはない。先生のこの言葉を拳拳服膺して、総選挙までの残り少ない日々を戦い抜く決意だ。
【自分とどう向き合えるか。政治家になったことが天職だと思えるか。思えれば苦しくないはずだ。天職だと思えば、どんなことがあってもたいしたことない】
元々、政治の世界に出た時から、個人としての人生の幸せは捨てたつもりで、命も要らぬ決意であったが、この厳しい、苦しい選挙の後には、心から政治家を天職と思って、すべてをこの故郷(くに)のために捧げる存在となれるものと確信している。
ぜひ、皆さまのお力をたまわりたい。