〇国土交通委員会で所有者不明土地の利用円滑化法案についての質疑に立ちました。質疑の模様は、Youtube 福島のぶゆきチャンネルからご覧ください。
法案第2条第3項第10号では、所有者不明土地を「地域福利増進事業」として一定期間利用できる事業に、「再生可能エネルギー発電設備のうち、地域住民その他の者の共同の福祉又は利便の増進に資するものとして政令で定める要件に適合するものの整備に関する事業」というものが定められています。
本来、極めて公益的な事業に限って、所有者不明の土地を使うのを認めてきた制度が、民間の営利目的だけの事業に使われてはいけないと思います。政令には災害時の非常用電源として使われることや、発電した電気を一定程度地域に供給することなどが定められるとの答弁をいただきましたが、これからも運用状況をチェックしてまいりたいと思います。法案自体は、全会一致で委員会で可決されました。
私の質疑の前には、与党の委員の多くが離席していて定足数を割っていました。政府参考人の国土交通省審議官も小さな声で答弁して、新しい制度を世の中で広めていく意欲を感じませんでした。国会が沈滞した雰囲気にあるから、与党も政府も覇気がないようではいけません。国会審議の活性化のためにも、これからも尖がった質疑を繰り広げてまいります。
