福島のぶゆきアーカイブ

衆議院議員 福島のぶゆきの活動記録です

明後日の国土交通委員会で、海上運送法等改正法案の審議で質疑に立ちます

〇明後日の国土交通委員会で、海上運送法等改正法案の審議で質疑に立ちます。審議の模様は、衆議院のインターネット中継かYouTubeでご覧ください。今日午前中に地元日程をこなした後、上京して先ほど役所に質問通告を出しました。役所が答弁を書く時間は、たっぷりあると思います。

 この法案は、昨年4月の北海道知床沖で26名の死者・行方不明者を出した痛ましい事故を契機として、規制を強化するために作られたもの。まさに国会が立法府として、適切な規制となっているか、規制の穴はないか、実効性ある運用がなされるかなどについて、法律の条文をベースとした議論をしなければならない法案です。そうした関連から、私は法案の条文を丁寧に読み込み、何度も役所と条文の解釈について議論を行い、かなりの量の資料を読み込んで、質問通告を出しています。

 ところが、この法案も審議時間はわずか3時間。私が役所にいた20年前は、規制強化の法案が3時間しか審議されないなんてことはあり得ないことでした。国会審議の形骸化、権威の低下、役割の放棄が進んでいるのではないかと思うのです。私は小会派ですから15分しか時間がなく、条文ベースの議論を十分に詰めることはできません。それでも、論点は山盛りです。一方の野党第一党は1時間の時間を3人の質疑者で細切れで繋ぎます。果たして、野党第一党はこのような質問の仕方で、法的な論点を詰めることができるのでしょうか。

 昨日の統一地方選前半戦では、既存政党への支持の伸び悩みが見られました。既存政党が国会で本来の役割を果たしていないことが、こうしたことにも繋がっているのではないかと思います。