福島のぶゆきアーカイブ

衆議院議員 福島のぶゆきの活動記録です

「死者のデモクラシー」

〇この時期は新盆回りの毎日。広い選挙区、お盆前から回り始めなければ回りきれません。1枚目の写真は、108歳で亡くなった水戸市木葉下の河原井卓さんのお宅。マレー半島での戦争体験がある県内最高齢の男性でした。2枚目の写真は、私の秘書を務めてくれた寺門君。お父様は私の恩師であり、葬儀には弔辞を読ませていただきました。

 訪れたそれぞれのお宅で、さまざまな思い出話をします。寺門先生の遺品からは、チラシなど私のお送りしたさまざまな資料が箱いっぱい出てきたとのこと。先生は、私の活躍を楽しみにしてくださっていたのでしょう。ご遺志に沿えるよう精進してまいります。

 昨年の選挙直前に亡くなったある支援者だった方は、病床にお孫さんを呼んで「福島を応援してくれ」と頼んでいたとのこと。それがお孫さんとの最期の会話で遺言のようだった、と。つい先日亡くなった支援者だった方は、遺品の中に私の支援を頼んでいた人のリストがあって、ご夫人には四六時中私の話をしていたとのこと。

 私と同世代の亡くなった仲間のお父様は、「福島さんには息子の分まで頑張ってほしい」と言われ、辛くて涙が出てきました。選挙権を得たばかりの故人の娘さんは、参議院選挙でも「福島のぶゆきに入れるよ」と言っていたとのこと。

 政治は、今目の前にいる国民へのサービスだけではなく、私にさまざまな思いを託しながらあの世に旅立っていった人たちのために行うものでもあると、イギリスの思想家チェスタトンの言う「死者のデモクラシー」をこの季節には改めて実感します。政治家には、この世にいない方々のさまざまな思いが刻まれていなければならないのです。

 皆さん、どうもありがとうございました。安らかにお眠りいただくために、現世で今しばらく頑張ります。