〇役員を務める「人権外交を超党派で考える議員連盟」の総会で、二つの声明を取りまとめ、私自身もその作成に関わった。
一つ目の「イスラエル・ハマス間の軍事衝突に関する声明」では、「政府はハマスに対してテロ行為の即時中止と人質の即時解放を求め、イスラエルに対しては国際法に違反する一般人とりわけ女性や子供を巻き込む戦闘の即時停止を求めるべきである」として、日本の国会で初めてこのような声明を出せたことは意義のあるものと考える。
二つ目の「中国における多数の邦人拘束事案に関する声明」では、地元出身で中国に6年間拘束されていた鈴木英司さんの意見も聞きながら文言を作成したが、与党の一部の要求によって「「法の支配」「人権」という普遍的な価値観の共有を求める交渉、を進めるべき」という若干抽象的で隔靴掻痒の感のある文言となってしまったかもしれない。
私が取り組んできたこの二点の問題について、さらに国会内で大きな声となるよう取り組んでまいる所存である。
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一歩前進ではあるが、戦闘の「一時停止」だけではいけない。