福島のぶゆきアーカイブ

衆議院議員 福島のぶゆきの活動記録です

元気に歩いています。

日差しが強くなってきて、自転車のハンドルを握る手と顔が真っ黒になってきました。毎日毎日懲りることなく選挙区内を自転車で歩いております。

先日県西地区の選挙区の端っこの方を回っているとき、飛び込みである町工場を訪れました。事務所に社長さんと社員が向かい合って座っていて微妙な空気が流れていましたので、「打ち合わせ中ですか。失礼します」と恐縮して挨拶したところ、「ちょうどいいときに来た。今社員にリストラの話を説明していたところなんだ。脇で聞いていてくれ」とのことでした。社長は、昨年秋以降昨年度比70%減の売り上げのグラフを見せながら、諸手当をカットせざるを得ないこと、何人かに休職してもらわなければならないこと、などを説明し始めました。「こんな急速な景気の悪化はこれまで経験したことはない。でも絶対に会社は倒産させない」と鬼気迫る顔でお話する社長の目は、真っ赤に充血していました。

私と二人になって社長は、「これまで本当の意味での構造改革をやってこなかったツケが今になってきている。麻生総理と政府は景気対策、景気対策と言ってはしゃいでいるが、そんなのは一時しのぎにもならずアテにはならない。政権交代が自分の希望だったのに、小沢さんがねえ」と言って言葉が途切れてしまいました。

私は、小沢代表の秘書逮捕については、法的に疑問なしとは思われませんでしたので、「国民に説明すべきことは説明しながら徹底的に戦う」という小沢代表の決断を支持してまいりました。しかし国民からは、説明すべきことを説明していないと思われ、さらに最近の弱腰の国会への対応や党首討論に対する姿勢などを見ていると、逮捕前までのように与党と威勢良く戦っているようには思われていないのが実情のように感じます。町工場の社長さんが倒産の危機に命懸けで戦っているときに、民主党の党首は与党や検察と真剣に戦っているのか、逃げ回っているのではないか、というのが政権交代に期待していた皆様方の思いなのではないでしょうか。

日に日に国民のみなさんの政権交代への期待が失望へと変わりつつある中で、候補者である私自身も命懸けで戦って参る決意でありますし、小沢代表や党執行部の皆さんには今こそ国会対応で、政策で、困難な状況にある国民に希望を与えられるような命懸けの行動を見せていただきたいと強く望みます。