福島のぶゆきアーカイブ

これまでにWebで公開したものの記録です

「特定廃棄物」最終処分場の決定

 放射性の「指定廃棄物」の最終処分場として高萩市の上君田地域が環境省から一方的に選定された。県内で出た放射能を帯びた焼却灰等の最終処分場は、県内のいずれかの場所に作らざるを得ない。そうした意味では、最終処分場の建設に向けて、私は政治家としては汗をかくつもりであった。
 しかし、地元の根回しや地域振興策、風評被害対策等もないままで一方的に国が決めてしまっては、地元をまとめようもない。事前に何度も環境省に説明を求めていたのだが、「現段階では何も言えない」と繰り返すだけで、選定前日に横光環境副大臣から携帯に電話をいただいてはじめて知った次第だ。
 私自身資源エネルギー庁時代に原発の立地に携わって苦労してきた経験から、いかに事前の地元との調整が必要なのか、実際にはどのようなことをやってきたのか、かなり具体的に環境省の担当に伝えてきたが、結局何の工夫も戦略もなかった。「地元の反対に対してどう説得するのですか?」と問うたら、「何度でも誠意をもって説明するしかありません」って、昔のドラマの「101回目のプロポーズ」じゃあるまいし。
 環境省のあまりにも無能、無策、投げやりなやり方は犯罪的だ。それを認めた大臣以下の政務三役も、いささか未熟なのではないかと言わざるを得ない。素人でわからないんだったら、素直に経験がある人に相談すればいのに。結局、混乱し迷惑を受けるのは地元である。この先どのように着地点を見出していくのか、今後が思いやられる。-----