〇産経系の中国の人権侵害への抗議決議に関するネットニュースに、私のfbでのコメントが引用されていました。
【福島伸享衆院議員は反対し、「香港やウイグルで起きている深刻な人権侵害を冷たく突き放す文言は修正するよう与党内で調整すべきだ。普段は『人権が大事』と言いながら、大した議論も行動もせず賛成する野党も情けない。採決に至るやり取りは、国会の劣化と機能不全を明らかにしている」とSNSで主張した】
記者の国語力からか、要約のニュアンスが原文とは変わってしまっていますが、まあ良しとしましょう。小会派とはいえ、全会一致に向けて調整に努力をするのが、これまでの自民党です。今のままの文言では賛成できないことは、通常国会が始まった時から私は警告しておりました。いつまでたっても決議案を持ってこず、こちらが出した具体的な修正要求も棚ざらしにしたまま。「全会一致」という重みを理解してないことは、与党としての奢りと言わざるを得ません。
一方、ウクライナ決議に関しては、有志の会の修正要求を受け入れていただきました。文言も問題ないので会派として提出者にも加わり、全員で賛成いたしました。某党のように「言葉だけのやっている感」という雑な理由で、反対することはしません。対中決議への反対が好評で二匹目のどじょうを狙ったのかもしれませんが、こと外交に関しては党利党略での判断をしてはいけません。対中国決議とは異なり、今まさに起こり始めたタイミングで国際的な協調姿勢を示すことにこそ意義があるのです。
5人の少人数の会派ほど一人一人の意見は強くなりますから、まとめるのは難しくなります。でも、それぞれの政治経験や国際感覚に照らして、それなりに妥当性のある結論が出されるのが、私たちの会派のいいところだと考えます。
今日の午後13:30から会派代表の吉良議員との対談をYoutubeで流しますので、ぜひそちらもご覧ください。