福島のぶゆきアーカイブ

衆議院議員 福島のぶゆきの活動記録です

ウクライナを巡る憂慮すべき状況の改善を求める決議案

〇本日、「ウクライナを巡る憂慮すべき状況の改善を求める決議案」に、有志の会は提案者にも加わって全員一致して賛成いたしました。

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 前回のウイグルの決議との違いは何か。ウクライナの問題は、そこでの紛争が台湾問題に飛び火する可能性があるという意味では、日本とも関わる問題です。領土問題や平和条約交渉を控えるロシアとの関係は、日本にとって非常に重要です。そうした意味でも、ウクライナ情勢の安定化は日本の国益にも繋がるのです。ウクライナ情勢を、ロシアの一方的な領土的野心と捉えるのは適切ではありません。NATOとロシアが緩衝地帯なく接するという事態は、国際情勢の不安定化にも繋がることでしょう。

 そうした観点から、私たちの会派はEU・米国、ロシア双方の自制を求めるという意味で、「力による現状変更は断じて容認できない」という一文に、「いかなる国であろうとも」という文言を加えることを求めました。今回、有志の会の修文要求を受け入れていただき、バランスの取れた決議文案になったことから、我が会派は一致して賛成したのです。

 有志の会は、多くの自民党議員のように、何も考えずにただ黙って提案に「異議なし」と叫んだり、起立して賛成するだけの採決要員になるつもりはありません。これからも、一つ一つの議案を吟味し、必要に応じて交渉を行い、是々非々で態度を表明してまいります。