福島のぶゆきアーカイブ

衆議院議員 福島のぶゆきの活動記録です

駐日米国大使との意見交換会

〇日米国会議員連盟総会で、ラーム・エマニュエル駐日米国大使との意見交換会。

 大使は、極めて頭がシャープ。習近平の新体制がコロナ対策や住宅政策などで不安定なことを指摘して、この4~6年間に何が起こるかは誰もわからない。中国にとってもだ。米国は、挑発ではなく抑止力を発揮しいていく。近くにいれば憎めない。日米中が意思疎通を密にしていくことが必要だ、と。

 意見交換では、典型的な「東大話法」で巧みに質疑をそらし、本音をなかなか話そうとはしない。唯一、通訳が追い付かないほどの迫力で自説を述べたところがあった。それは、ある議員がインフラ投資で中国に負けないためにどうすればいいのか問うたところ、”You are the leader. Don't wait the US. You are the most creadible invester in Asia Pasific.”と、力を込めて述べた。

 何かというと米国に頼り、米国の後をついていこうとする日本へのいら立ちのようなものを、私は感じた。他の議員が、日本の武器輸出について問うた時も、「お前たちは主権国だろう。我々は主権国のやることには関与しない」と。もっと自国に自信をもって、自分たちの頭で考え、自分たちで行動せよと。

 画像の質疑を聞く大使の鋭い視線からもわかるように、社交辞令抜きの直截的なやりとりから、日本と真剣に向き合おうとしている稀有な大使であることは理解できた。陰謀論的に語られるように、アメリカは日本を支配下に置こうとしているのではない。問題は、アメリカから自立しようとしない我々自身にある。