福島のぶゆきアーカイブ

衆議院議員 福島のぶゆきの活動記録です

統一地方選前半戦から一夜明けて

〇統一地方選前半戦から一夜明け、茨城県護国神社春季大祭、地元の水戸市立千波中学校入学式に出た後に上京。千波中には123名の生徒が入学しましたが、難しい読み方の生徒ばかりで「子」が付く名前の生徒はいませんでした。

 さて、政党の伸長が明らかになるのは、より政党で選ぶ傾向の強い県議選、政令市長選挙が行われる統一地方選前半戦です。私が応援に行った候補は、

●県議選・青森県上北郡:原子候補(立民)落選
●県議選・群馬県前橋市:宮崎候補(維新)当選
●県議選・千葉県浦安市:折本候補(無所属)当選
●県議選・千葉県流山市:武田候補(自民)当選
●市長選・相模原市:本村候補(無所属)当選
●府議選・京都市右京区:岡本候補(無所属)当選
●市議選・京都市右京区:菊池候補(無所属)当選

でした。ご支援いただいた皆さん、ありがとうございました。

 何よりも、私との二連ポスターを作って臨んだ同志折本さんが、浦安市において立憲民主党、日本維新の会の公認候補を破って徒手空拳の無所属で当選したのが嬉しいです。有志の会の同志の北神議員の地元も、北神さんと一緒に写ったポスターで無所属で出た候補が皆さん当選。同じく緒方議員の地元北九州でも、緒方さんと一緒に写ったポスターで戦った無所属の二人の候補が、それぞれ一人区で自民党候補を破りました。

 大マスコミは、「自民堅調、維新躍進、立民とどまり、共産退潮」などと報道していますが、私が各地を回った体感は若干違います。番記者が政党ばかりを追っても、選挙の実態はつかめません。各地で既成政党の看板だけを背負っている候補者は、忌避される傾向にあります。世論調査で「自民党支持」を表明する有権者が自民党に投票するとは、限りません。今や多くが、「党より人物」を見ているのです。

 なので、自民党公認候補が嫌な有権者は、だからと言って立民公認候補者にはあまり投票しようとしません。行き場のなくなった票の一部が日本維新の会に流れたのでしょうが、近畿圏以外では日本維新の会の候補者だからと言ってそうなるわけではありません。日本維新の会の議席増は、大選挙区制度のところで下位当選した多くの候補者の数によるものです。地道に活動を積み重ねて信頼に足る候補者だけが、所属政党に関わらず本物の支持を得たのでしょう。

 岸田政権は、今国会会期末にも解散すると一部では報道されています。衆議院選挙は小選挙区制度。この統一地方選挙前半戦の結果をそのまま当てはめれば、自公両党で300議席を超える圧勝となるでしょう。立憲民主党も日本維新の会も、小選挙区で当選できる候補者はあまりいません。比例復活の数の差で、日本維新の会が野党第一党を取ることになるでしょう。でも両党の争いは、日本の政治に何かを残すものとはなりません。いずれ日本維新の会も、旧民主党勢と同じ道を歩むことになるでしょう。

 こうした情勢を見て、今野党にいる衆議院議員は何かを感じ取らなければなりません。比例復活がない私も含め、現職の野党議員は、次の衆院選は大変なことになります。自らの議席を守ることが政治のすべてではありませんが、国民の国政に対する思いはどこにあるのか真摯に受けとめた上で、自ら行動していくしかありません。