福島のぶゆきアーカイブ

衆議院議員 福島のぶゆきの活動記録です

水俣病の被害者の方とそれを支える弁護士が議員会館にいらっしゃいました

〇水俣病の被害者の方とそれを支える弁護士が議員会館にいらっしゃいました。民主党政権の2010年に水俣病被害者救済特別措置法が成立して一定の被害者救済が実現しましたが、住んでいる地域などによってこの法律では対象にならず被害に苦しんでいる方が今なお多くいらっしゃいます。こうしたことに対して各地で訴訟が起こされ、9月には大阪地裁で初めての判決が出される予定となっています。

 今日いらしてくださった水俣市の崎代さんは、19歳まで天草に住んでいました。実家は漁師だったため、毎日水俣湾の魚を食べていたと言います。しかし、その後は地元を長い間離れていたため、特措法の対象とはなっていません。片耳は聞こえず、目はすぐに充血し、体の節々が我慢できなくなるほど痛くなる時があると言います。

 付き合いのある原一男監督の超大作ドキュメンタリー映画『水俣曼荼羅』でも、こうした人たちの姿が描かれています。私にとって、水俣病は選挙で票になるものではありません。でも、被害者を法律の論理だけで線引きすることを政治家として放置するわけにはいかないと思うのです。こうした問題にも、しっかりと取り組んでまいりたいと思います。