福島のぶゆきアーカイブ

衆議院議員 福島のぶゆきの活動記録です

予算委員会の中央公聴会で質疑

〇今日は、予算委員会の中央公聴会で公述人の先生方の意見陳述を受けた質疑。議論の模様は、YouTubeからご覧ください。公述人は、高久玲音一橋大学経済学研究科准教授、鈴木亘学習院大学経済学部教授、佐藤主光一橋大学経済学研究科教授、西沢和彦日本総合研究所理事です。

 主なテーマは、医療保険を財源とする教育子育て支援制度について。報道では、新たにいくら負担になるのかという議論に焦点が行きがちですが、先生方からは、そもそも子育て支援と少子化対策は別で子育て支援が少子化につながるわけではないという話や、保険とは受益と負担が明確で、だからこそ受益・負担者からの目がガバナンスに繋がる仕組みだが、医療保険を財源とする教育子育て制度はそのようなものではないため保険制度の中でやるのはおかしいといった本質的なことをお話しいただきました。

 結局、この国の政治は、国民に受益と負担の関係を明確に説明し、納得いただくというプロセスを避け続け、本当は負担増になっているのにそう見せないような姑息なことを続けていることに、問題の本質があると考えます。納得いただくためには「公正」な制度にしなければならないのですが、実際にはそうではなく政治力のある声が反映した歪んだ制度になりがちです。国民の側も、負担なしでの受益はあり得ないのに、その議論に正面から向き合おうとしないために、誤魔化し誤魔化しの複雑怪奇な社会保障制度になって、実際には負担が増えてしまっているのです。

 短時間ではありますが、考えさせられるとこの多い、有益な議論でした。


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