〇今日は、奄美の沖永良部島に来ています。というのも、先の通常国会で奄美振興特措法改正法案の審議がされた時、「ゼロカーボンアイランドおきのえらぶ」構想実現のための支援を斉藤国土交通大臣に求める質疑を見て、沖永良部島の今井力夫知名町長が議員会館にいらっしゃいました。「今度ぜひ来て」と仰るので、お言葉に甘えて飛んできたのです。
沖永良部島は知名町と和泊町の二つの町から成り立っていて、この二つは平成の合併もしないでライバル関係のようですが、こと新しい電力供給システムによって、再生可能エネルギーで全エネルギーを供給するカーボンニュートラルの美しい島を世界に先駆けて創ることでは、一致しています。
中学校の校長先生出身の今井町長は、前々回の町長選で元副町長の既定路線の候補者を僅差で破って当選。島内のもう一つの町の前登志朗和泊町長は、前回の町長選挙で島の観光協会長から前町長の後継候補を僅差で破って初の民間出身町長に。素晴らしい二人のリーダーを得て、機は熟しています。そして、このプロジェクトのキーパーソンとなるのが、東大ヨット部の先輩でデジタルグリッドの第一人者の阿部力也元東大特任教授です。
今晩は、阿部先輩と共に前登志朗和泊町長も加わり、関連する若手職員も集まっての、いわば決起集会。これまでにないプロジェクトを実現するには、電気事業法の特例措置など新たな立法措置が必要となります。ここは、まさに私の出番。微力ではありますが、プロジェクトの実現に向けて尽力してまいります。