○このうちのお一人は、桜川市出身の私の知人。親子二代にわたる旧社会党員で、いつも中国側の立場に立って熱心に日中友好に携わってきた方だ。
この間、私も外務省を通したり直接にも中国大使館に対して、具体的にどのような問題があって、本人がどのような状況にあるのか説明を求めてきたが、なしのつぶてであった。
ご実家には年老いたお父様が一人、息子の帰りを待っている。仮に有罪だったにせよ、きちんとした情報開示も何もない司法制度を持つ国は、異常としか言いようがない。
氏が逮捕されたときよりも、さらに中国の経済力や国際社会における影響力は増している。ポストコロナ禍の世界の中で、このような隣国とどう接していくのか、単純な反中論にとらわれない文明論など含めた考察が必要だろう。