福島のぶゆきアーカイブ

衆議院議員 福島のぶゆきの活動記録です

新しい日本の政治を作るためのリーダーシップを

〇この記事を、ぜひ野党のリーダーたちにぜひ読んでいただきたい。

business.nikkei.com

【真のリーダーシップとは、従わない自由があるにもかかわらず、人々が付いてくることだ・・・

 単に権力を行使しているだけなのに、自分にはリーダーシップがあると思っているリーダーは多い。権力がなければ誰も自分について来ないことに気づくと愕然(がくぜん)とする。地位、肩書、立場、金銭、インセンティブ、名声など、何らかの権力に頼って仕事を進めるのは、リーダーシップを放棄することに他ならない。権限が与えられているからといって気まぐれに命令を出すのは、リーダーシップの対極にある行為だ・・・

 「リーダーシップとは、部下にやらなければならないことをやりたいと思わせる技術である」】

 2012年に政権から転落した後、政権運営に失敗した一番の理由として、多くの党幹部や支持団体から「フォロワーシップの欠如」で党がバラバラになったことが挙げられた。私は、当時のリーダーたちがフォロワーシップの欠如を理由にしている限り野党の再生はない、と今も確信している。フォロワーシップが発揮されないのは、リーダーたちのリーダーシップが欠如しているからであることを、この記事は明確に示している。

 経営に失敗した社長が、「社員が経営者についてこなかったから」などと言い訳することはあり得ないだろう。長く政権を握ってきた自民党の幹部から、政権が上手くいかない理由を「一般の議員が言うことを聞かなかったから」とすることもこれまであり得なかった。

 党内の身内や、比較的立場の近い仲間たちをまとめられリーダーに国を率いられるとは、国民は思わないだろう。私は、今の野党勢力の支持率の低迷の最大の原因の一つは、ここにあると思うのである。

 自民党では現在総裁選が行われ、連日メディアでは侃々諤々の論戦が報じられているが、その裏で熾烈に行われている権力闘争の中からリーダーシップは醸成されていく。一方の野党は、リーダーたちが小さな権力を振り回しているだけで、フォロワーも権力闘争を行おうともしないため、いつまでたってもリーダーシップは育たない。

 「自民党は旧民主党化している」なんて評論をしているヒマがあるのであれば、野党のリーダーたちは新しい日本の政治を作るためのリーダーシップを発揮してもらいたいものだ。