〇昨日は対中人権デー。まずはIPAC(対中政策に関する列国議会連盟)人権外交フォーラムin東京。英国のトラス前首相、オーストラリアのモリソン前首相、ベルギーのフェルホフスタット前首相ら各国のVIPを含む議員が参加して、中国の人権問題について議論いたしました。
最初のセッションでは、日本香港民主連盟、日本ウイグル教会、ダライラマ法王日本代表部事務所、ミャンマーのNUGから、それぞれの地域における深刻な人権侵害の問題が報告されました。私は、イギリスのサラ・チャンピオン議員、カナダのガーネット・ジェニス議員らと共に「人権デューデリジェンス法と持続可能な開発」というセッションでパネリストとして発言をいたしました。
対中問題は、日本人は安全保障の問題として捉えがちですし、人権問題では法規制を作るといった枠組みのことばかり気にしがちですが、私が話を聞いたフェルホフスタット前首相など欧米の政治家たちは「「歴史の終焉」の終わり」や「帝国主義の復活」など 文明論として捉えているように感じました。こうした文明論になると、日本の戦後教育を受けた秀才たちはからっきし弱いのが今の日本の衰退の原因の一つなのでしょう。
私が役員を務める超党派の中国人権侵害究明議員連盟では、スパイ罪の疑いで中国に不当拘束されていた鈴木英司氏の生々しい体験報告。先日私の笠間の国政報告会でもご講演をいただきましたが、昨日は超党派の錚々たる議員を前に力の入った話をいただきました。明日19日の15時から水戸市の茨城県開発公社ビルで、私の故国政報告会の中でご講演いただきます。ご興味のある方は、ぜひお越しください。
世界中がポストコロナ禍、露宇戦争後の新しい国際秩序を模索している中で、私たち日本の国会議員もそうした視点で日本の立ち位置を考えなければ、この国は本当の二等国にしばらく低迷してしまうでしょう。そうした大きな視点を忘れないようにしたいと思います。
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中国人権侵害究明議連について、産経新聞が大きな記事にしてくれました。