福島のぶゆきアーカイブ

衆議院議員 福島のぶゆきの活動記録です

早く仕事がしたい!

前回に続いて今回も暗い話になってしまいます。最近地元で聞く話は辛いことばかりです。

ある支援者から、「年末をのりきるため信用保証協会に緊急信用保証の申し込みをしたけれど、なんだかんだと難癖をつけられて保証をつけてくれない」という怒りの声をいただきました。麻生総理は、「第一次補正予算で6兆円の緊急信用保証枠の拡大を行ったのだから、今日閉会した臨時国会には補正予算案を提出する必要がない」ということを何度もおっしゃってきました。でも、今日も多くの企業の経営者が資金繰りのために走り回っているのが現状です。こうした地域の中小企業はスネに傷を持っている場合が多いので、平常時と同じような審査では、いくら保証枠を拡大してみたところであまり意味がありません。「結局見せ金でしかないのかよ」という恨み節をあちこちで聞きます。単なる枠の拡大ではなく、制度や運用の大胆な見直しが必要なのです。

麻生総理は昨日の記者会見でも「世界が100年に1度と言われるような不況に入りつつあります。異常な経済には異例な対応が必要です」とおっしゃっていますが、実際に行われている対応は「異例」でもなんでもなくて、これまでの政策の延長でしかありません。それは政治が歴史的な危機を覚悟した決断をせずに、役所がつくった対策案をホチキスでとめているだけだからです。官僚だって、政治家が大きな覚悟を行動をもって示さなければ、思い切った政策を作ることができません。結局のところ、政治の質が変わらない限り、この国は大胆な政策の実行ができないのです。

地元でのさまざまな声を聞くにつれ、第一次補正予算も、つい先日発表された第二次補正予算、来年度予算案も、総理が口で言うのとは異なって平常時の延長でしかなく、いや、むしろ、小渕内閣時のばら撒きに近い「改革逆行」の仕掛けがあちこちに仕組まれていて、一体この国の政府は何をやっているのかと憤りを感じます。亡国の予算案、そして政権運営を見るにつけ、早く政権を変えなければとんでもないことになる、自分も政権与党の一員として一刻も早く仕事がしたいと、と強く思います。

明日からもこの思いを地域周りにぶつけなっきゃ。