福島のぶゆきアーカイブ

衆議院議員 福島のぶゆきの活動記録です

代表質問

一昨日の鳩山総理の所信表明演説を受けての今日は代表質問。この国会から、衆議院では与党の民主党・国民新党は代表質問に立ちません。山岡国対委員長からは「総理が政府・与党を代表して所信を表明しているのだから、議院内閣制の下では与党が提灯持ちの質問をするのは元来おかしい」という趣旨の説明が、朝の国対すなわち新人研修の場でありました。なるほど、そんなものかもしれません。

先日の鳩山総理の所信表明演説は、自民党のヤジがものすごかったですが、こんどはこちらが品位を持って、センスのあるヤジを飛ばす番です。わたしもストレス発散を兼ねてヤジデビューをさせてもらいました。たとえば、谷垣総裁が「君子豹変す」という言葉を、鳩山総理を批判する意味で使っておりましたが、本来の意味は「立派な人は、過ちに気付けばこれまでの経緯にとらわれずに正しいほうに改める」という意味でしょうから、「ちゃんと日本語勉強しろ!」とチャチャを入れました。

それでも質問に立った自民党の谷垣総裁、そして私の経産省の先輩である西村議員の質問は、何を言っても与党であった自分たちにブーメランのように跳ね返ってくるからか、過度に与党批判に偏ることなく、それなりに立派な質問であったことを付け加えておきます。

昼の代議士会では、椅子のところに1年生だけ名札が付けられており、ここまで懇切丁寧に面倒を見てくれるのは大変ありがたいことだと感激(?)をいたしました。それでも、当選した方の多くは、首長を長年やってきたり、地方政治の現場で研鑽してきたり、ビジネスの最前線にいた人です。政治家の役割は自らで判断をすることと心得ております。ここまで自分で判断をしなくてもよいように教育することが、本当に研修なのか、とちょっと考えてしまいました。