福島のぶゆきアーカイブ

衆議院議員 福島のぶゆきの活動記録です

本日は国会の開会式

〇本日は国会の開会式が行われ、日本晴れの空の下、天皇陛下をお迎え。その後の本会議では、石破総理の所信表明演説が行われました。

 所信表明演説は、冒頭「国政の大本について、常時率直に意見をかわす慣行を作り、おのおのの立場を明らかにしつつ、力を合わせるべきことについては相互に協力を惜しまず、世界の進運に伍していくようにしなければならない」という石橋湛山内閣施政方針演説の一節で始まり、「常に国家の永遠の運命に思いをいたし、地方的利害や国民の一部の思惑に偏することなく、国民全体の福祉のみを念じて国政の方針を定め、論議を尽くしていくように努めたい」という石橋湛山内閣の施政方針の一節で締められました。

 石破首相も私も、超党派での石橋湛山研究会のメンバーであり、共に毎回研究会では積極的に発言してまいりました。今年5月21日に行われた同研究会の懇親会での写真では、岩屋外相、中谷防衛相などの顔も見えます。玉木国民民主党代表も。そう、石破内閣は石橋湛山研究会内閣でもあるのです。私は、この石破首相の所信表明演説を聞いて、石破首相は「最後の自民党内閣になってもいい」という思いを込めたのではないかと勝手に察しております。

 それ以外の所信表明演説は、抽象的で評論家的な現状分析ばかりで具体的な政策のない、とても評価できるものではありませんでした。農政の面でも、「中国の習近平国家主席とも・・・精米の輸入拡大を求めました」とか、店頭から米が一時的に消えたことに対して「安定的な輸入と備蓄を確保する」など、日本が食料自給力を確保することを放棄するような内容で、聞いていてとんでもないことだと思いました。

 さらに、教育や学術・文化については、「「人づくりこそ国づくり」。教職員の働き方改革や給与面を含む処遇改善などを通じて、公教育の再生を進めます」という一節だけで、他にはほとんど触れられていないことは、これまでの歴代首相の所信表明演説ではないことでした。いったい、どのような国を目指しているのか、その理念や哲学はまったく感じられません。

 いずれにしても、この石破内閣の最期が日本の政治の大きな転換期となることでしょう。その時に、私がこれまで培ってきた党派を超えた政治家同士の関係が、新しい政治の扉を開く力になれればいいな、と思います。

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