〇昨日は国土交通委員会で、今日は農林水産委員会で質疑に立ちました。さすがに、二日連続で質疑に立つと準備にてんやわんやです。
国土交通委員会では、与えられた時間は短時間でしたが、高速道路料金制度の本質的な問題点について斉藤国土交通大臣と議論いたしました。政府は昨年８月の国土幹線道路部会中間報告で、これまでの高速道路の建設・維持管理に加えて「更新」という概念を新たに出して、本来は建設費分を料金で回収すれば無料開放することになっている高速道路の料金を永久有料化することを狙っています。
そもそも、高速道路が有料で一般道路が無料であるというのは、事実誤認です。日本人は世界一高い高速道路料金に加えて、世界最高水準の自動車重量税のような自動車諸税やガソリン税を支払っています。これらは高速道路の建設や維持管理には使われておりません。自動車にかかる負担の重さは、都会より地方に重くのしかかり、移動のコストが地域経済の足かせとなっているのです。単にコストがかかるから料金を上げるということではない、国土政策としての高速道路料金政策を検討すべきことを訴えました。
農林水産員会では、有機農業の推進などを図る「みどりの食料システム法案」について４人の参考人に質問いたしました。日本は世界の他の国に比べて有機農業の推進が著しく遅れています。その中で法案は、名前は大層なのですが、実際の具体的な支援措置はお粗末で、努力規定ばかりが並んでいます。地域の農業の現場自体が疲弊している中で、どうやって有機農業を推進していくのか、という点について議論をいたしました。
審議の模様は、YouTube 福島のぶゆきチャンネルにアップしましたので、ぜひご覧になってみてください。
