○さすが、専門紙の環境新聞。私が以前書いた、エネルギー特会の流用を可能とするドサクサ紛れの束ね法の問題をしっかりと書いている。他紙でまともに報道したのは、リンクを貼った東京新聞のみ。
今日蓮舫さんが張り切ってやっているような、総理が出席してNHK中継のある予算委員会だけが国会ではない。テレビ中継の獲得を目的にした近年の野党の国会対策が、国会の性格を歪めている面もある。与党よりは少ないとはいえ、衆参で200人近い野党の議員の皆さんがいらっしゃるのだから、こうした問題をきちんと掘り下げて調査し、それぞれの委員会審議で鋭い議論をしてほしい。
そして、政党はそうした地道な調査と審議を行う人材をきちんと評価すべきである。テレビで目立つところにいる議員が、国民のための仕事をしているとは限らない。国権の最高機関たる国会でしかできないことがあるのだから、議席を持っている現職議員の皆さんはその役割を胸に刻んで、目立たないことであっても、日本の将来や国民に禍根を残さないように体を張って仕事をしてほしい。
今の日本の政治の体たらくの責任の一端は、野党にもあると言わざるを得ないのである。