〇今朝の国会は雪の中。このあたりが雪に包まれると、2・26事件や桜田門外の変を思い出します。何かが起きる前触れか?
21日は休日の合間ですが、国会審議は行われます。私は、国土交通委員会で13:22からわずか11分間だけ質疑に立ちます。案件は道路法等の一部改正法案。審議の模様は、衆議院のインターネット中継か当日の夜以降にYouTubeの私のチャンネルでご覧ください。
今回の改正法案は、能登半島地震を受けて緊急時対応の充実や道路の脱炭素化を内容とする分厚い重要な法案。私は原子力立地地域選出の議員であることを踏まえ、原子力災害と地震・津波などの複合災害の際の道路啓開計画のあり方などを議論する予定ですが、なにせ時間が11分しかありません。
このような形骸化した審議になってしまったのは、通常は少なくとも7時間程度かけて行う法案審議が、わずか3時間の審議時間となってしまったからです。他の政党の皆さんは、議論する必要はないのでしょうか?衆議院では与野党逆転の国会になって、立憲民主党は「熟議の国会」とか言っていますが、野党第一党が現場で実際にやっていることはこれまで以上の国会軽視。情けない限りです。
今日も質問取りに大勢の官僚の皆さんがいらっしゃいましたが、私が条文を詰めて聞いたところ、明確に答えることができませんでした。ポンチ絵で書かれていることとと、実際の条文で書かれていることが違うのです。委員会であれば、審議が止まって採決ができなくなります。条文ベースで議論したら、必ずこのような問題が出てくるのです。
こうしたことをしっかりと議論することが、国民の負託を受けた私たち立法府の国会議員の役割のはずです。自らその役割を放棄して高額の報酬を受け取るだけの面の皮の厚さは、私にはありません。短時間であっても、全力投球してまいります。