〇【内閣不信任決議案に反対した野党がいる。政権与党と責任を持って対決しているのは誰なのか、はっきりした。野党は乱立しているが、「野党第1党」と「その他野党」なんです】
こういうこと、言わないほうがいいと思う。
私たちも、野党の立場だが立憲民主党が提出した内閣不信任案に反対した。それは、これまでも書いてきたように、今年の通常国会の立憲民主党の対応は、政府与党に協力的な「ゆ党」そのもののくせに、他の野党に相談も根回しもなく、会期末のパフォーマンスのように出してきた内閣不信任案にお付き合いすることができなかったからだ。
私たち有志の会は、立憲民主党以上に政権与党と対決してきたつもりだ。私自身、野党の勝利を期して、立憲民主党の候補者の決起集会で演説し、明日も立憲民主党の候補者のところに応援に行く予定だ。こんなことを言っているから、他の野党が寄り付かない。
【日本の民主主義のために、野党第1党は何としても「公器」として育まないといけない】
こんなことを言っても、結局野党第一党の座にあぐらをかいて自らの議席を守りたいだけ、と国民に見透かされるだろう。参院選後は、ちゃんとした野党第一党を作らなければ、「日本の民主主義を健全に機能させ」ることができなくなる。『月刊日本』で私が述べたように、「党より人物」でそれぞれの政治家が既存政党の枠組みを超えて行動しなければならない。