〇最後の週も国会内などではさまざまな会合が開かれました。2回にわたって報告します。
空襲議連が開催され、議連として正式に空襲等被害者に一時金を支給する法案を条文として決定しました。この通常国会で成立させることはできませんでしたが、戦後80年の今年中の成立に向けて不退転の思いで臨んでまいります。この法案の前文の言葉を噛みしめたいと思います。
【今次の大戦による本邦における空襲その他の災害により、多くの方々の尊い生命が奪われただけでなく、一命をとりとめた生存者の中には、その心身に障害や傷跡を受けたことで、長年にわたり多大な労苦を余儀なくされてきた者がいる。
・・・空襲その他の災害による被害については、戦争という非常事態の下で生じた被害は国民が等しく受忍しなければならないやむを得ない犠牲であるとして、国会及び政府において、これを救済するための取組はなされてこなかった。
ここに、戦後八十年のときを迎えるに当たり、我々は、恒久平和の実現への決意を新たにするとともに、空襲その他の災害によりその心身に障害や傷跡を受けた者の長年にわたる多大な労苦に鑑み、国として、これを慰謝し、及び空襲その他の災害による被害の実態を明らかにしてその犠牲者へ追悼の意を表するため、この法律を制定する】
在日韓国大使館が主催する「韓日国交正常化60周年記念レセプション」が開催されました。新大統領の登場で日韓関係がどうなるのか不安と期待が入り混じる中ですが、ものすごい熱気。世界情勢が不安定化する中で、強固な日韓関係を作ることへの強い期待を実感しました。離任間近の朴喆煕(パク・チョルヒ)大使から「両国の次世代を担う主役たちに希望の満ちた韓日関係の未来を譲り渡すための責務を決して回避したり、疎かにしてはならないと思います」という言葉がありました。
私も呼び掛け人になって超党派「農業の未来を創造する議員連盟」が立ち上がりました。茨城県選出の上月参議院議員も呼び掛け人です。テレビ受けする「大衆農政」がはびこっていますが、地に足の着いた農政を提言してまいります。超党派「適切な遺伝医療を進めるための社会的環境の整備を目指す議員連盟」の役員会も開催されました。四半世紀前、経済産業省のバイオ課でゲノム医療の創成期に指針作りに携わました。これもライフワークの一つです。
多忙な中でも、笠間市の稲田小学校の皆さんが国会見学にいらしてくださり癒されました。高野校長は、私の仲の良い同級生のお兄様。だいたいどのあたりに住んでいて、どなたが親戚なのかなどがわかってしまうのが田舎の小規模校の良さです。学校は地域みんなのものです。