〇日韓・韓日議員連盟合同総会に出席のために韓国・ソウルに来ています。昨日は、朝の合同運営委員会にから始まり、一日中会議。

開会式では、朱豪英(ジュ・ホヨン)韓日議連会長から「韓日関係は正常化し、今後も前途洋々とした未来が約束されているとうに見受けられます・・・両国民が開かれた心で相手国を理解し、受け入れる基盤が固まった今こそ、韓日関係をさらなる高みへの飛躍させる契機とすべきです」と。閔洪喆(ミン・ホチョル)韓日議連幹事長からは「両国関係は再び「未来志向」という原則の下で、安定的な発展の軌道に乗ることとなりました。こうした流れは、政権の交代や各々の国内政治状況によって揺るがされることがあってはなりません・・・政治状況に変化があったとしても、韓日両国関係の改善と発展という大きな流れは、揺るぎなく継続していかなければなりません」と挨拶がありました。日韓両国とも政治の変動期にありますが、両国の関係強化に賭ける韓国の国会議員の並々ならぬ強い思いを確信いたしました。

私は、経済・科学委員会のメンバーとして、主にトランプ政権の誕生を背景とする世界の経済環境の変化に伴う日韓の経済関係について議論いたしました。日本側のリーダーは稲田朋美さん、韓国側のリーダーは河野太郎さんの秘書をやったり、駐神戸総領事も務めた李成権(イ・ソングォン)さん。奇しくも両名とも早稲田大学OBです。両国とも政策通の論客揃いだったため、議論はいい雰囲気で白熱しました。
与党共に民主党の許成武(ホ・ソンム)議員は、廬武鉉大統領の元側近で、学生運動の闘士らしく鋭い目つき。どうやら李在明政権でも党側のキーパーソンのようです。エネルギー政策について、「民主党は元々脱原発だったが、データセンターなどの電力需要の総代を見込んで李政権では原子力を含むベストミックスを掲げている。それだと旧来の支援者が納得しないので、自分が大統領に代わって原発の旗を掲げている」とおっしゃっていました。左翼政権として日本では警戒されていた李政権ですが、想像以上に現実的で柔軟で、安定した政権運営をしそうです。野党国民党の議員からも一定の評価を受けていました。日本の某党も、参考にしたほうがいいかもしれません。

私の発言に反応してきたのが、民主党のミン・ビョンドゥグ議員。同い年という。議論していると、いろいろと話が合う。夜の懇親会では隣の席に座って、盃を交わしながらいろいろと語り合いました。全羅南道の外れの街に育ったミン議員は、韓国一の名門のソウル大学政治学科を出て、人権派弁護士に。そこで同じ人権派弁護士の李大統領と知り合って政治の道に。与えられたソウル近郊の選挙区は、国民党の大ベテランの選挙区。2回連続敗戦するも、ドブ板選挙(韓国では「シソの葉を重ねる」というと教えてもらいました)をして相手候補を破り当選したという。どうりで私と感覚が合うと思いました。

日本と韓国の歴史の話から、政治思想の話まで突っ込んだ話をしました。普通であれば日韓間のきわどい話題なのですが、話せば話すほど民族派で対米自立を志し、行動する時は行動するすなど価値観が近いことが分かりました。「これからもずっと友人でいよう。お互いに当選を重ねて、その立場になったら日韓関係のために一緒に働きましょう」と約束をしました。

日韓国交正常化から60年。両国の国会議員ともこれまでにない熱意で、今のいい関係を続けていく熱意をお互いに表明しました。それでも日韓関係は、これからもいろいろあるでしょう。どんな状況になっても、人間関係の絆は変わりません。この訪韓で作った人間関係を大事にし、いずれの日にか両国のために役立ちたいと思います。