〇本日の国土交通委員会で盛土等規制法の採決が行われ、原案を修正の上可決されました。私は、有志の会を代表して賛成討論に立ちました。この法律の問題点を３分間で簡潔に述べておりますので、Youtube福島のぶゆきチャンネルをぜひご覧ください。
政府案には、盛土の原因となる建設残土に関する規制がない、規制がかかる特定盛土等規制区域の範囲が十分でなく白地地域に建設残土等が集中する恐れがある、などの問題を抱えています。
こうしたことに対して、日本維新の会は建設残土のトレーサビリティと残土置き場の確保のための対案を提出し、政府案と並行審議（両案が一緒に審議されること）してきました。他の野党も立憲民主党・有志の会・れいわ新選組の４会派で区域指定の見直しなどを内容とする修正案を提出しました。
地元で残土崩壊による大災害が起きた日本維新の会の足立康史議員の奮闘で、法律施行後の見直し検討の条項を修正する道筋ができ、私も【「土砂の管理等」に係る規制のあり方について検討を加える】という文言の追加のアイデアを現場で出して、修正案を練り上げました。結局、立憲民主・維新・国民民主・共産・有志・れいわのすべての野党が提案者となり、与党もこれに賛成して修正案も可決いたしました。現行法の足らざる点を５年以内に見直す足がかりを確保したものと考えます。
岸田政権になって、政府案の法律が委員会で修正されたのは、初めてだということです。野党がそれぞれの小さな違いを乗り越えて、お互い歩み寄れば物事を動かせるという一つの事例を示せたと思っております。これまで野党第一党は、付帯決議でお茶を濁して賛成するだけのファイティング・スピリッツのない国会対応を各委員会で繰り広げてきましたが、ぜひこれからもリーダーシップを発揮していただきたいものです。
