
〇一昨日石破首相は、「戦後80年に寄せた所感」を発表しました。内容的にはそれなりに見るべきものですが、首相として発表することによる政治的な意味は何なのか、あまりに中途半端で疑問なしとはいたしません。そうした中、地元では筑西市戦没者追悼式と茨城県護国神社での特攻戦没者慰霊祭。戦後80年に当たり、世界情勢が戦後一番の不透明になる中、私自身政治家として何をすべきなのかということを考え続けています。そうした思いを、両式典でも述べました。


「日韓交流おまつりinいばらき」では、多くの地元の在日コリアンの皆さんに熱烈にお迎えいただきました。韓国の政権が左派に代わって日韓関係がどうなるのか心配していましたが、李在明大統領は現実的な対応をしてくれています。最近、東京の飲食店では若い韓国旅行者の姿を多く見ます。日本からも大勢の若者が韓国に行っています。これからの世代のためにも、日韓関係を二度と後戻りさせないよう人間関係を作っていきたいと思います。私も来月はソウルを訪問します。

お隣那珂市にある那珂フュージョン科学技術研究所では、40周年記念式典。防衛庁に入庁した同期で、外務省の科学技術担当審議官になっている松本恭典君にも会えました。エネルギー問題を抜本的に解決する可能性のあるフュージョンエネルギー(核融合)は、日本が研究開発をリードしている分野。そのメッカが、那珂市。茨城から人類的な科学技術開発が実現することを期待しております。

今日の午後には、飯村丈三郎研究会設立10周年記念シンポジウム「彼がいたから、現在(いま)がある。」の講演を聞いてまいりました。下妻市黒駒出身の飯村丈三郎は、明治時代に県議会議長や衆議院議員を務めた偉人。現在の水戸線の水戸鉄道の設立や茨城新聞の再建、茨城中学・高校の創設などに携わり、茨城の近代化の立役者となった方です。現代では地元でもその偉業を知る人は多くありませんが、茨城中・高のOBの皆さんを中心に再び光を当てるために尽力されている研究会の皆さんに、心から敬意を表します。