福島のぶゆきアーカイブ

衆議院議員 福島のぶゆきの活動記録です

地元と国会を行ったり来たり

〇首班指名をめぐって政局が緊迫化する中、今週は毎日地元と国会を行ったり来たり。

 回天神社の秋季例大祭では、武田耕雲斎の直系の子孫の方もいらしていました。私は、幕末水戸の天狗・諸生党の血で血を洗う抗争を乗り越え、斉昭公が弘道館創設をしたときに立ち返ることこそが、明治維新至上史観を乗り越え「近代の超克」に繋がるものと考えております。水戸の政治家として、ドグマにとらわれることなく、歴史を今に生かしてまいります。

 健診事業などを行う茨城県メディカルセンターが50周年を迎えました。地域医療は健康診断の受診なくして成り立ちません。これまでの歩みに敬意を表します。

 東京では「鉄道の日」祝賀会。私が同席する公明党の国土交通大臣最後の晴れ舞台でしょうか。国土交通省の幹部とも立ち話。国鉄分割民営化以降国土政策としての鉄道政策が失われて言っているという思いは、共有していることを改めて確認いたしました。あとは、我々政治がどのように決断するかです。

 国会閉会中ですが、衆議院選挙制度協議会が開催されました。同い年の谷口将紀東京大学教授から、選挙制度についてのヒアリング。中選挙区制度に対する評価は8回選挙を行ってきた者として、選ぶ側の有権者の思いや立場が全く考慮されていない、極めて観念的な上から目線のもので大いに疑問を持ちましたが、新たな選挙制度の提案については、目から鱗が落ちるものもありました。

 先生が提案する選挙制度の一つが、優先順位付き投票制の小選挙区制度。候補者全員に対して順位を付ける投票を行うことによって、現行制度の大きな問題点の一つである死に票が激減し、同一政党や与党内で複数の候補者擁立が可能となる制度です。もう一つの選挙制度改革案が、都道府県単位の比例代表制。人口最小の鳥取県に3の議席を配分し、人口配分で都道府県ごとの定数を決め、候補者名・政党名のどちらでも投票を可能とする制度。候補者名を書けることにすることで、これは事実上都道府県単位の中選挙区制。非常に面白いアイデアだと思いました。

 現在の多党乱立の状況を受け、小選挙区比例代表制の選挙制度を変えなければならない機運は、これまでになく盛り上がっていると思います。現下の政局と同時並行で、選挙制度抜本改革の議論を進めてまいります。

 その現下の政局は、一部のメディアに麻生自民党副総裁が有志・改革の会に首班指名での協力を呼び掛けたというニュースを報じました。これが即私たちが与党になるということではありません。確かに、日本維新の会が与党になる可能性がある中で、私たちの会派が組めば衆議院では過半数を超えます。だからこそ、日本の政治を前に進めるためにどのような役割りを果たしうるのか、大義は何かを考えながら、仲間と議論し結論を出してまいります。