○英国BBCが世界に発信したニュース。
"The Liberal Democratic Party (LDP) proposed allowing five female lawmakers to observe its all-male board meetings. They cannot talk during the meeting - only submit opinions afterwards."
と、嫌味たっぷりな書き方。森前会長、二階幹事長の紹介には、丁寧に年齢も付記されている。世界経済フォーラムのジェンダーギャップ指数で、日本が153ヶ国中121位との説明もある。
世界の経済大国だった四半世紀前なら「日本特殊論」を主張できたかもしれないが、一人当たりGDPが世界25位（かつては2位）、IMD世界競争力ランキングも25位（かつては1位）、世界の企業の時価総額ランキングトップ50に入るのはわずか1社だけ（30年前は約半数）、子供の貧困率がOECD42ヶ国中21位、新型コロナウイルスでの人口当たり死者数は中国の10倍・台湾の100倍でタイやベトナム以下に落ちぶれている今の日本では、「新興後進国」に位置づけられるだけだろう。
心から祖国を愛し、真に日本に誇りを持つのであれば、「日本すごい！」というネット記事や本を読んで安心するのではなく、この30年の怠惰な眠りの中でとてつもなく我が国が落ちぶれていることに危機感を持ち、行動しなければならない。
冷戦が終結後したにもかかわらず、55年体制の亜流の政治を続けてしまっていることがその根本原因だ。「やっぱり自民党しかない」「野党は頼れない」などと怠惰な眠りに浸っていないで、新しい政治を作るために立ち上がらなければならない。
♪ 天の怒りか地の声か そも只ならぬ響あり
民永劫の眠より 醒めよ日本の朝ぼらけ
