福島のぶゆきアーカイブ

これまでにWebで公開したものの記録です

新型インフルエンザ等対策特措法に基づく緊急事態宣言を

〇情報が錯綜しないように、あまり政府の行う新型コロナウイルス対策にコメントしないようにしてきたが、このままではまずいという思いから、一点だけ指摘させていただきたい。

web.archive.org

 もう遅きに失してはいるが、一刻も早く新型インフルエンザ等対策特措法に基づく緊急事態宣言を出さなくてはならない。一部のメディアは、緊急事態宣言が戒厳令のような国民の権利を制限する規制に即時繋がるようなイメージを広げている。しかし、この法律に規定されている私権の制限は「できる」規定であって、緊急事態宣言が出たとたんに自動的に発令されるものでなく、しかも憲法の範囲内の極めて抑制的で強制力の小さなものだ。

 この緊急事態宣言を発せられる用件は、特措法で

「新型インフルエンザ等・・・が国内で発生し、その全国的かつ急速なまん延により国民生活及び国民経済に甚大な影響を及ぼし、又はそのおそれがあるものとして政令で定める要件に該当する事態」

としていて、まん延してしまった事後ではなく、「おそれがあるものとして政令で定める要件」も対象であるとしている。

 政令ではその十分要件を、

「新型インフルエンザ等感染症の患者・・・が新型インフルエンザ等に感染し、又は感染したおそれがある経路が特定できない場合」

としているから、法令上も緊急事態宣言を発することができないという理由はない、と判断して差し支えないだろう。

 何を恐れて、新型インフルエンザ等対策特措法に基づく緊急事態宣言を発しないのか私には理解できないが、あらゆる法律に基づく対策を実行できるようにするためにも、明日にも緊急事態宣言を発すべきである。「デマ」とかなんとか、言っている場合ではなかろう。なぜ、ここまで勿体ぶるのか。野党も、遠慮がちに言っている場合ではない。

 政府与党も、野党も、大丈夫か?