〇私たち有志の会は、先の通常国会での野党提出のガソリン暫定税率廃止法案に反対した。それは、この法案は成立しても実務上実行できない欠陥法案で、そのような法案を成立することを前提としないで参院選前にパフォーマンスで審議・採決するのは、「野党しぐさ」だと、私は批判した。
【笠氏は記者団に「8月の国会で成立に至らなくても、秋の臨時国会では必ず成立させる。与野党協議で調整するのも一つのやり方だ」と強調。坂本氏は「財源など整理する問題がある。与野党で協議体をつくり、議論することになるのではないか」と述べ、前向きな姿勢を示した】
明言はしていないが、笠立憲民主党国対委員長も、事実上先の通常国会に提出した法案は施行不可能な不十分な法案であることを認めているのだろう。参院選の結果を受けて衆参両院で暫定税率廃止法案が可決しうる状況になったことで、与野党双方が歩み寄って実行可能な暫定税率廃止法案を作ることになったことは、いいことだ。