福島のぶゆきアーカイブ

衆議院議員 福島のぶゆきの活動記録です

2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧

特別定額給付金から見える日本の行政レベル

〇水戸市内では、我が家にはまだアベノマスクは届いていませんが、特別定額給付金の申請用紙は届きました。 その返信用封筒を見てビックリ。東京の銀座郵便局JPタワー内分室の私書箱が宛先になっています。高橋市長もfbでコメントしているとおり、これは業…

土地に生きる人々と政治の役割

〇私の選挙区のかなり奥の方の集落を約10年ぶりに歩いた。崖の上の畑で作業をしているおばあさんがいたので声をかけたら、96歳でこの地で一人暮らしをしているとのこと。 「昔は今の倍以上の戸数があったけど、一つ奥の集落は消えてしまった。最近はイノシシ…

香港への国家安全法の押し付け

〇中共による香港への国家安全法の押し付けは、ポストコロナ禍の世界への第一歩である。東アジアの秩序が根本的に変わりうるものであるため、日本にとっても傍観できる問題ではない。 日本共産党の志位委員長も、「導入に強く抗議」している。 「現代の国際…

「エネルギー・資源」誌の書評

〇何度も宣伝で恐縮です。拙著『エネルギー政策は国家なり』を、エネルギー・資源学会の「エネルギー・資源」誌の書評欄に取り上げていただきました。 「政治家特有の主張の進め方に違和感を抱く部分もあるが、エネルギー政策に纏わる舞台裏や第5次エネルギ…

Tokyo Ibaraki International Airport

〇連日、知事のやろうとしていることに反対ばかりしているみたいになっちゃうけど、Tokyo Ibaraki International Airportって名前、どうなんだろう。「悪名は無名に勝る」で炎上商法を狙っているんだろうか。県議会議員の皆さん、ぜひ議会でしっかりと議論し…

ネット上の誹謗中傷脅迫

〇一緒に国会で追及をやって、一緒に落ちた盟友緒方林太郎君と同じような経験をしている。 予算委員会でテレビ中継入りに立って安倍総理を厳しく追及すると、漏れなくネットでボロボロに叩かれるだけでなく、事務所への脅しの電話が入ったり、ポスターが焼か…

産廃最終処分場計画は十分な地元理解を

〇私の生まれ故郷に、産廃最終処分場計画持ち上がる。 日立市諏訪町は、山裾の自然豊かな地。子供の頃は候補地の下流の鮎川に、毎日のように放課後カジカやウグイを釣りに行った。候補地のすぐそばにある水穴には、長野県諏訪湖まで通じていて昔々万年大夫藤…

台湾、蔡英文総統の2期目がスタート

〇蔡英文総統の2期目がスタートした。落ち着いたトーンの中にも奥深さを感じる就任演説(全文は最後のリンク参照)を読んでいると、台湾の民主政治がものすごい勢いで日本以上に成熟していることを実感して、羨ましくもなる。蔡総統と頼清徳副総統、蘇嘉全…

内輪話の記事

〇今日の読売新聞の内輪話の記事。 www.yomiuri.co.jp 【「菅さんが『やった方がいい』と言っている。仕方がない」今月中旬、検察庁法改正案への著名人らの抗議ツイートが急速に拡散する中、安倍首相は菅官房長官の名前を挙げ、周囲にぼやいた】 【政権への…

メディアリテラシーとは

〇よく「朝日新聞だから反政府的だ」「産経新聞は政権べったり」などとネットなどでは論評されるが、「新聞は読むものではなく書くもの」と通産省で教えられてきた私から見れば、同じ穴の狢である。どちらも、素材は同じ。それを読者の好みに合わせて塩味に…

種苗法改正見送りと民主制度の危機

〇数日前、従弟の書いた文章をリンクして紹介した、今国会での「火事場泥棒法案」の種苗法も、検察庁法に続いて審議が見送られた。 web.archive.org 問題点は、そのリンクに書いてある通りなのでご参照いただきたいが、私が一番問題であると考えるのは、種苗…

久しぶりに街宣活動

〇検察庁法改正、とりあえず今国会での審議はなくなったようです。国会でのダイナミズムというより、国民の声が政治を動かした快挙と言えるでしょう。臨時国会で再戦ということになるでしょうが、野党の対応はより難しくなりますね。 ということで、国会前に…

検察庁法案見送り

〇読売新聞の月曜日1面トップ記事は、政権中枢からのリークの場合が多い。遅まきながら、社会部長も的を射た評論をしている。 今は、国会で対立法案でゴタゴタする場合ではなく、新型コロナウイルス対策でやらなければならないことは、山ほどある。 政府・与…

三島由紀夫関連図書(書評)

〇外出自粛期間中、ポストコロナ禍の時代を考える手がかりを得るために、いろいろな本を読み漁った。 先日、映画『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』を観たので、それに出てコメントをしていた二人の著書について。 まずは、『三島由紀夫かく語りき』。…

この国会の火事場泥棒法案その3

〇【この国会の火事場泥棒法その③】 先週から始まった復興庁設置法等改正法案。東日本大震災からまもなく10年となる中で、復興の総仕上げとして復興庁の設置期間を10年延長し、原子力災害で甚大な被害を受けた福島県の復興のための措置を充実させることには…

安住国対委員長

〇安住国対委員長も、来週は自らの政治生命を賭けて行動するのだろう。心から期待したい。私は、国会の外に立つことぐらいしかできないが、自らのできる限りの応援をしたい。 www.sankei.com

重要な法案をコソコソと通そうとする政権の姿勢が許しがたい

〇今日の国会は、森法務大臣出席の下検察庁法改正法案の審議で緊迫しましたが、私はポスター立てに野山を駆け回りました。だんだん暑くなってきて、玉のような汗が噴き出してきます。 それでも、新型コロナウイルスの対策に医療現場が必死になり、とてつもな…

検察庁法改正案を切り離して採決するべき

〇さすが、元検察幹部による文章。完璧な論理構成だ。関心のある方、必読。 www.asahi.com 【本来国会の権限である法律改正の手続きを経ずに内閣による解釈だけで法律の解釈運用を変更したという宣言であって、フランスの絶対王制を確立し君臨したルイ14世の…

火事場泥棒法案その2

〇この国会で、明日から経済産業委員会で審議されるもう一つの「火事場泥棒法案」、エネルギー供給強靭化法案。 昨年の台風の時の千葉県での大規模停電などの対策として、さらには再生可能エネルギーの導入促進に伴う新たな送配電網投資を促進するものとして…

謝長廷大使、全面的に支持します

水戸にもいらしていただいた謝長廷大使。全面的に支持いたします。 www.sankei.com 弘道館にて

このタイミングでの、絶妙のリーク

〇野党支持者の中には、「これで政権大混乱」とほくそ笑む向きもあるだろう。しかし私は、このタイミングで検察筋が読売/日テレと共同通信にリークしていることからみて、政権と示し合わせた計算してものであると考える。 検察庁法改正案審議は、当初与野党…

いつも通りの「国対の論理」では国民からあきれられる

〇こう見出しをつけているが、与野党ですでに出口(採決)に向けた協議は水面下でかなり進められている。採決前に法務大臣に答弁させることくらいが落としどころか。野党に本気の抵抗をする覚悟はあるまい。 mainichi.jp この通常国会の1月の衆議院での予算…

火事場泥棒法案その1

〇検察庁法と同様に、本来はしっかりと国会で議論すべき法案が火事場泥棒的に成立しようとしております。その一つが種苗法。 gendai.ismedia.jp 私の従弟が分かりやすく書いておりますので、紹介させていただきます。もう一つの火事場泥棒法案についても、い…

検察庁改正法案に関する私見

〇様々な立場の国民が、国会で行われている法案審議について声を挙げることは歓迎すべきことだ。この問題について、皆さんの判断の参考になればと思い、若干の私見を述べたい。 www.tokyo-np.co.jp 検察官の定年延長問題がこれだけ注目されているのは、黒川…

国民民主党

〇かつての仲間が多く所属している国民民主党。メンバーを見れば、他の野党と比べると能力があって、選挙を地力で戦える議員が多い。 web.archive.org それでも支持率が上がらないのは、政治家として決定的に欠けているものがあるからではないか。国民は、美…

岡本行夫さん

〇新型コロナウイルスで、面識がある人が初めて亡くなった。岡本行夫さん。 www.sankei.com 20代の頃、有志で日本の外交政策を議論する勉強会をやっていて、そこで教えを乞うていた。2002年サッカーWカップ日韓共催を契機とする東アジア、天安門事件後の中国…

制度設計と国会議員の現場感覚

〇支援案が出てくるのが決定的に遅い上に、見せかけの額や補助率で取り繕っているだけのまったく現場の実態をわかっていない案。自民党は、本当に大丈夫なんだろうか? web.archive.org 「事業者はまず、金融機関の無利子・無担保融資を活用し、家賃の支払い…

県立あすなろの郷にマスク

〇今日は、同級生が勤めている重度の心身障がい者支援施設の県立あすなろの郷に、水戸葵ライオンズクラブの吉澤会長やあすなろの郷を応援し続けているメンバーの舘静馬県議らとともに、マスクを届けてまいりました。 建物等が老朽化する中で、今後の施設のあ…

端午の節句と鎧兜

〇昨日は端午の節句。この鎧は、私の曽祖父がはじめての男孫だった私の父に贈ったもの。空襲で焼ける前は、神楽坂のお屋敷で書画骨董に囲まれて生活していた曽祖父からのものなので、今では売っていないしっかりしたものです。 息子には、「おばあちゃんの納…

憲法改正に関する私の考え

〇憲法記念日を過ぎてしまったが、外出自粛中のGWの読み物として、私の考えを以下に記す。【以下長文】 www.tokyo-np.co.jp 私は、中学生の頃からの根っからの改憲論者で、憲法改正のために国政を志したと言っても過言ではない。2017年の新しい憲法を制定す…